かって川沿いに密集して建っていたバラック
友達のいた孤児院。
水道の無い市営住宅(共同の井戸)。
バラックで有名な基町地区。
川も綺麗になったのでしょうか?
当時はバラックからの垂れ流し排水で、特に洗濯の排水は、粉石けんが出来てから満潮時には泡が沖の方まで続いている後景をよく見ました。トイレもそうです。
当然、遊泳禁止です。
広島は川が多く、私が居た地区は別の川でバラックは対岸にほんの数件あるくらいでした。そのせいか私の家のすぐ近くが小学校までは学校の行事としても行く、遊泳場でした。
が、やはり後年遊泳禁止になりました。広島の川、市内全域です。
小っちゃな頃はこの裏でよく遊びました。
すぐ裏手は畑でその先は雑草のの生茂った河川敷です。
夏の引き潮時には川に潜って手の長い海老を捕まえたり、色が綺麗で爪の大きい蟹、(ベンケイガニって言ってました)
この蟹の捕まえ方はちょっとユニークかも
蟹の穴に腕をつっこみ、手掴みで引っ張りだすのです。爪のハサミが大きくて力も強く、挟まれるととても痛い。でも、我慢してそのまま引っ張り出します。
釣りも好きでよくしました
今はどうか分かりませんが、その当時、満潮時には海の魚が昇って来てて、せいごは勿論、チヌ(黒鯛)、ふぐ、時にはトビウオなども昇って来てました。餌は、みみずかごかいで、掘れば幾らでもいました。
竿は竹ざおで、リールは無く、先に釣糸を結んだだけの物です。フナとかはぜ釣りがメインでした。よく遊びました。
また、河川敷では昆虫採集を。
一部に樹木の密集している場所もあり、綺麗な色のカミキリムシをよく捕まえました。
毎年
季節の風物詩のような仕掛けを施した白魚捕りもあり。とても今では信じられませんが、広島駅や市内の中心部、八丁堀(私の時代は)からそんなに遠くない所で、蛍も居ました。
そんな綺麗だった川が、中学生の頃には遊べない川になっていました。汚れただけでなく建設資材として川砂を採取した為、川底も変わり深くなり、川自体が変わりました。
それ以前は干潮時、対岸へ、子供の私が歩いて渡れる場所も有りました。
そんなことで大好きだった川遊びもしなくなり、何時の間にか川から遠ざかっていきした。
対岸の山は二葉山です
夏には蝉(ツクツクボウシ)を捕まえに、時期になるとドングリを拾ってよく遊びました。
最近知りましたがドングリの木って、シリブカガシって言うそうです。それに二葉山のシリブカガシの自然林は日本最大。世界でも最大級だそうです。
(世界一のシリブカガシの自然林 二葉山を守る会もあるそうです。)
昔は山頂からふもとちかくまで、真ん中の一部分は草も木も生えてなく、原因は分からないのですが地肌が剥き出しで何故か水晶がよく転がってました。
久しぶりに見ると草木が生えて、昔とは印象がかなり変わってます。最近は毎年帰ってますが、以前は長く帰っていなかった為、変わりように、ちょっとビックリです。