上京して暫くし、お好み焼きが食べたい!
でも当時は広島風お好み焼きの店はほとんど無く、周りの評判もあまりよくない。
広島ではどんな町にも必ず何軒かのお好み屋さんが有り、身近すぎたのか家で作ったことは無かったです。私達は、お好み焼きはお店で作ってもらう物って思い込んでいました。
でも今回作ろうという事になり。
幸い、私も家内も子供の頃から焼いているのを目の前で見ているので作り方はよく分かっています。そこで食材の買い物に近くのスーパーに行き、今まで気が付かなかったのですがネギ、モヤシの太さ、豚バラスライスの厚さにも驚き、
(広島のネギ、モヤシは細く、お好み用豚バラスライスも凄く薄い)
ネギは万能ネギ(わけぎ)という名前でありましたがモヤシ、豚バラはいくら探しても無く、結局ある物(今もそれで)で作ることになりました。
作り始めて
あげ玉を買い忘れたのに気がつき当時まだちっちゃかった長男にメモを持たせ、買い物に行かせました。
が、悲しそうな顔で戻ってきて、探せなかったのでレジのおばちゃんにもメモを見せたけど分からないって言われたと、で、子供と一緒にまた買い物に行きそこにあげ玉はありました。
私達は子供に天かすと書いたメモを持たせていたのです。あげ玉は広島では天かすです。今でこそ笑い話ですがお好み焼き一つでこんなカルチャーショック受けてた田舎者です。